環境別 マイナスイオン濃度データ
- eROD Japan株式会社
- 7 日前
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一般的に、マイナスイオンについては「体に良い」「リラックスできる」といったイメージがあります。一方で「どの環境に、どの程度存在しているのか」という客観データは多くありません。
本記事では、環境別に観測されているマイナスイオン濃度の目安を整理し、数値ベースで比較できる形にまとめています。
※本記事は環境データの整理を目的としたものであり、特定の効果効能を示すものではありません。
マイナスイオン濃度とは
マイナスイオン濃度とは、空気1立方センチメートル(cm³)あたりに存在するマイナスイオンの個数を示す指標です。単位である「個/cm³」は、地形や水の有無、植生、人工構造物の有無など、環境条件によって大きく変動します。
環境別 マイナスイオン濃度データ一覧
以下は、国内外の環境測定事例をもとにした、一般的に知られている濃度(個/cm³)の参考値です。
滝・渓流周辺 10,000以上
森林環境 1,000〜5,000
郊外・公園 500〜1,000
都市部の屋外 200〜500
都市部の屋内(住宅・オフィス) 100〜300
シャープ技報によるマイナスイオン濃度データ

シャープ株式会社の公式資料で、「自然界における正・負イオン濃度」が公開されています。オフィスでは正(プラス)イオンの数値がマイナスイオンの数値を大きく上回っているのが興味深いです。
森林 4,100〜4,300
高速道路付近(屋外) 700〜800
オフィス 50〜100(正イオンは200〜300)
九州大学学術情報リポジトリによる野外調査データ
九州大学農学研究院森林資源科学部門森林機能制御学講座森林保全学研究室の久保田哲也氏が研究発表したデータです。医学・スポーツ健康科学関係研究者と日本機能性イオン協会の研究結果などに一応妥当性があり,人の健康に対し良い影響を与える可能性があると言う前提の下で,渓流・渓畔林及び砂防施設周辺などの分布特性を調べられました。 出典:https://api.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_download_md/4379/p033.pdf
熊本県阿蘇山牧草地(湿度30~35%) 数百個/cc
福岡演習林林道上や崩壊地 数百個/cc
岡山県蒜山高原の林道上 数百個/cc
同じく広葉樹林内では千数百個/cc
同じく杉人工林内でも1000~3500個/cc
鳥取市の湖上 数百~千数百個/cc
蒜山斜面湧水近傍 7000~10900個/cc
鳥取県鹿野町砂防床固落差工A(落差1m,下 流はコンクリート水叩)横 20000個/cc
同じく落差工B(落差0.6m,下流コンクリート水叩)横 20000個/cc
同じく魚道横 10000~18000個/cc
福岡市の研究室内 22℃ 湿度40% 20~90個/cc
國際科研機構整理によるデータ
森林・滝 10.000〜20,000
高山・海 5.000〜10,000
田舎 1.000〜5,000
郊外 100〜1,000
郊外公園 400〜1,000
市内公園 400〜600
街道緑化エリア 200〜400
都市室内 100〜150
事務所内 40〜50
工業団地 0〜20
自然環境にマイナスイオンが多い理由
森林や滝周辺で濃度が高くなる理由として、以下の要因が挙げられます。
水の衝突・飛沫による空気分子の分離
植物の蒸散作用
人工物が少なく空気循環が妨げられにくい環境
久保田哲也氏の資料にも、「マイナス荷電粒子は,自然界では吋般に水が破砕されている場所においてレナード効果により多数発生するとされている」とあります。ですので、水流の乱れや落差でマイナスイオンが多く発生するのは、自然環境の中でも森林や滝周辺に多いということになります。
マイナスイオン濃度データを見る際の注意点
マイナスイオン濃度データは、測定条件(湿度・風量・高低差・時間帯・測定機器)によって数値が変動します。ある程度の幅があることを認識しておくことが必要です。
まとめ|データから見えること
マイナスイオン濃度は環境によって大きく異なる
自然環境では高い数値が観測されやすい
オフィスではマイナスイオンが少なく、正(プラス)イオンの割合が増える
赤血球の凝集は、体調不良や病気のもとになります。
これを避けるために、人は無意識のうちにマイナスイオンを欲するのかもしれません。







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